心筋梗塞・慢性腎不全・脳梗塞・認知症の予防に、高血圧・糖尿病・コレステロールの治療は非常に重要です。
認知症・寝たきり防止、健康寿命を延ばすために、しっかり動脈硬化を予防しましょう。またできるだけ早期に治療(食事療法含む)を開始しましょう。
心臓病糖尿病
便秘症
治療中の方は、この値を目指しましょう
食塩を1日6gに減らすと、血圧が5mmHg程度下がります。
血圧は朝起きて、トイレに行った後、朝ごはん前、内服前と、
寝る前に1日2回測定しましょう。
https://www.jpnsh.jp/info_movie02.html
高血圧学会 一般向け動画へのリンク
https://www.jpnsh.jp/general_life.html
高血圧学会 減塩習慣へのリンク
現在のところ腎不全には有効な治療がなく、血圧コントロールによる予防が非常に需要です。
うどん ラーメンは塩分が多いです。お汁は残しましょう。
大塚食品 武田製薬へのリンクです。分かりやすいのでご参照ください。
https://www.otsukafoods.co.jp/enjoy/health/index02-2.html
http://www.sukoyacafe.takeda-teva.com/tool/tool02.html
食事療法でも血圧が下がらない場合、最初からかなり血圧が高い場合、腎不全などの合併症がある場合はお薬が必要です。
まずは心電図・心エコーで弁膜症や心肥大の有無を確認、血圧が上がるホルモン産生腫瘍の有無を確認します。年齢や蛋白尿 腎不全 心不全の程度を考慮し、内服薬を決めます。
第1選択はカルシウム拮抗薬(アムロジピン)か、ARB(テルミサルタン、カンデサルタンなど)になる場合が多いです。
コレステロールの治療目標は個人によって異なります。心筋梗塞や狭心症の持病のある方は、再発予防のためにかなり低下させる必要があります。ご自身の危険因子を確認してください。
日本動脈硬化学会ガイドライン2017より引用
運動療法でもコレステロール高値が続く場合は心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まりますのでお薬が考慮されます。最近の薬は非常に効果がありますので、1日1錠でほとんどの方が目標値に下がります。
https://www.j-athero.org/jp/general/index/
動脈硬化学会 一般向けページ。
心筋梗塞発症リスク予測アプリもあります。
日本糖尿病学会
糖質制限(砂糖 パン ごはん 麺類)、甘いもの、お菓子やジュースを制限します。初期であれば体重を減らすことで治癒可能です。
食事・運動療法でもHbA1cが6.5を超える場合、初診時から合併症のある場合、脳梗塞や心筋梗塞になるのでお薬を服用します。
お薬が増えても効果がない場合は注射の適応になります。
最近はインスリン注射以外にも、週に1回の注射もあります。
GIP/GLP1受容体作動薬のマンジャロなど、評価の高い新薬が使用可能となっております。
またSGL2阻害薬など腎不全の進行を抑える内服などもあります。
腎不全は早期の治療開始がとても重要です。
無症状のコロナPCR検査 | 1万4千円 |
無症状のコロナ抗原検査 | 5千円 |
コロナワクチン(自費) | 1万4千円 |
インフルエンザワクチン | 3千500円 (町の接種券のない方) |
高血圧の原因について
高血圧とは、血圧が正常範囲を超え、長期間にわたって高い数値が維持される状態を指します。一般的に、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。血圧が高い状態が続くと、心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まります。
高血圧はさまざまな要因によって引き起こされます。以下に代表的な原因を挙げます。
塩分の過剰摂取: 塩分を多く摂ると、体内の水分量が増え、血圧が上昇しやすくなります。
カリウム不足: カリウムにはナトリウムを排出する働きがあります。不足すると血圧が上がりやすくなります。
過剰なアルコール摂取: アルコールの摂りすぎは血圧を上昇させる原因となります。
脂肪分の多い食事: コレステロールや飽和脂肪酸の摂りすぎは動脈硬化を招き、高血圧を悪化させます。
定期的な運動をしないと、血液循環が悪くなり、血圧が上昇しやすくなります。
筋肉量の減少により、基礎代謝が下がり、肥満を引き起こしやすくなります。
精神的なストレスが続くと、交感神経が活発になり、血圧が上がります。
十分な休息やリラックスする時間を確保することが重要です。
喫煙は血管を収縮させ、血圧を上げる要因となります。
また、動脈硬化を進行させるため、心筋梗塞や狭心症などの心疾患のリスクも高まります。
家族に高血圧の方がいる場合、遺伝的に高血圧になりやすい傾向があります。
生活習慣の改善によって、発症リスクを軽減することができます。例えば、減塩を意識した食事、適度な運動(ウォーキングや軽い筋トレ)、ストレス管理(深呼吸や趣味の時間を持つ)などが効果的です。
加齢に伴い、血管が硬くなり、血圧が上がりやすくなります。
適度な運動やバランスの取れた食事が予防につながります。
高血圧の管理には、食事療法が重要な役割を果たします。適切な食事を心がけることで、血圧を下げる効果が期待できます。
塩分の摂りすぎは血圧を上げる大きな要因となります。以下のポイントを実践しましょう。
1日の塩分摂取量を6g未満に抑える(WHO推奨)
加工食品やインスタント食品の摂取を控える
だしやスパイスを活用し、薄味でも美味しく仕上げる
具体的な食事例:
みそ汁はやめたほうが良いです。みそ汁を飲む場合も具だけ食べて汁を飲むのはやめましょう。
うどんの汁やラーメンの汁は血圧が上昇します。
だしを活かした薄味の煮物(かぼちゃの煮物、筑前煮)
塩分控えめの出汁を使ったうどんやそば
塩分を抑えた自家製ピクルス
無塩ナッツやヨーグルトを活用したおやつ
醤油の代わりにレモンやポン酢を活用した焼き魚
塩分を控えた自家製ドレッシングで食べるサラダ
カリウムには、ナトリウム(塩分)の排出を助ける働きがあります。
カリウムを多く含む食品:
野菜(ほうれん草、ブロッコリー、トマト)
果物(バナナ、アボカド、キウイ)
豆類(納豆、枝豆、ひよこ豆)
具体的な食事例:
バナナとヨーグルトのスムージー
ひよこ豆を使ったサラダ
トマトとアボカドのマリネ
これらのミネラルは血圧を安定させる効果があります。
マグネシウムが豊富な食品: ナッツ類、海藻、大豆製品
カルシウムが豊富な食品: 牛乳、小魚、チーズ
具体的な食事例:
わかめと豆腐の味噌汁
しらすとゴマをのせたご飯
ヨーグルトとナッツのデザート
過剰な飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は血圧を上げる要因となります。
不飽和脂肪酸(オリーブオイル、青魚、ナッツ)を意識的に摂る
揚げ物や加工食品の摂取を控える
具体的な食事例:
オリーブオイルを使ったグリル野菜
サバやイワシの塩焼き
アーモンドやクルミを使ったスナック
食物繊維は血圧の安定やコレステロールの低下に役立ちます。
穀類(玄米、全粒粉パン、オートミール)
野菜(ゴボウ、キャベツ、人参)
豆類(納豆、黒豆、レンズ豆)
具体的な食事例:
玄米ご飯と納豆
キャベツとゴボウの煮物
オートミールの朝食
水分不足は血液を濃くし、血圧を上げる原因になります。
こまめに水分を補給し、1日1.5~2リットルを目安にする
カフェインやアルコールの摂りすぎに注意する
具体的な飲み物例:
ノンカフェインのハーブティー
レモンを加えた水
塩分の少ない野菜スープ
特定の食品に偏らず、栄養バランスを考えた食事を摂ることが大切です。
主食(米・パン・麺類)、主菜(肉・魚・豆類)、副菜(野菜・海藻・きのこ)をバランスよく摂る
外食時も、栄養バランスを意識したメニューを選ぶ
血圧を下げるためには、塩分を控え、カリウムやマグネシウムなどの栄養素を積極的に摂ることが大切です。毎日の食事に気をつけることで、高血圧の予防・改善につながります。食生活の見直しについて不安がある方は、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
食事療法でも血圧が下がらない場合は内服治療となります。
ご不明な点があれば、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
およその塩分摂取量は検査すればわかります。